株の永遠のテーマといえば、いつ、どんな株を買えばいいの?
ですよね。
で結論からいうと
「買い」のタイミングってのは間違いなくあります。
いやただ全然、大したことじゃなくて単純に株価が上がる蓋然性が高いなーと思われるタイミングを狙おうというお話。
そんなのわかるんかいというかんじですが、その判断要素はいろいろあって
今回は、これを法学的な視点からみていきます
といっても、これから値上がりする株というのが正解で、安く買って高く売るこの基本は変わらなくて、それを客観的に示してくれるものに頼ろう
それは、一番多量の信頼できる情報を持ってる会社の偉い人たちだよなってことです
これから値上がりが期待できる株ってどうしたらわかるの?
そのひとつにあるのが「これから発行するタイミング」
なぜなら株を発行するタイミングって、
新規事業を始めてサービスを展開したり、経営を拡大するために必要になる資金集めをするからで
みんなこの会社はこれから価値が上がると思って株を買うから。
あと、なぜ株を発行するのかという背景もポイントです
グイグイ来てる威勢のいい会社が新しいサービス始めます!ってときは
当然、ある程度はもっと伸びるなという期待が持てるんで、わかりやすいんですが
じつは、けっこうおもしろいのは、
背景に業績の悪化とか企業の経営の再編とかが見え隠れしている場合。
経営を建て直すために資金が必要だとか
会社乗っ取ってやろとか。
株主って会社経営に口出しできるので、株主となって会社を乗っ取ろうとか、経営者変えたろ、とかそういう場合があったりするんですけど
こういう、M&Aのタイミング
これはめちゃめちゃ大事です
M&Aにある戦略
とくに、こうした場合、M&Aといって、次のような戦略があります。
・合併(どっちかは吸収される)
・事業の売却(生産に過大なコストがかかる場合、資本のある会社に事業を売却したりする)
・株式交換・移転(○○ホールディングスをつくること)
いずれにしても、よりよい経営のための投資をしているタイミングなので狙いめであることと
それから、現状経営がうまくいってない、会社も株の価値も低下しているということが考えられます。
さらにいうと、もし誰にでも買えるような株を発行していた場合、お得に株を買うことができるという点もあります
会社が新しく株を発行するときには、3種類のパターンがあって
■株主割り当て
これは、現在の株主に募集するもの
■第三者割当
これは、特定の誰かに募集するもので、株を引き受けてもらうために行ったりする
■公募
これは、不特定多数のあらゆる人に対して募集するもの
このうち、第三者割当と公募については、大規模な資金調達を狙いとしてるので、買ってほしい、それもはやくッというのが本音
そんな時に、1000円のモノを1000円で売らないでしょう
市場の値段だったら、誰も買わないですよね
買う理由がないという意味では。
やっぱ安くないと。
なので、市場価格よりディスカウントした値段で発行されるので
公募ならだれにでも安く買えるチャンスがありますね
ところが、あまりにも安いと、いま株を持ってる人からすると当然おいおいそんなのありかよと
買った服がセールになってた時と同じようにとてつもないショックを受けることになるんで
そのような特に有利な金額での発行は制限されています。
制限というのは、禁止ではなく株主総会を開いて承認をとる面倒なプロセスを要求することで
承認もたいへんですが、わざわざ株主総会開くなんて正気の沙汰じゃない
なので、特に有利な金額にならないように、なるべく安く発行することがポイントになってくるので
時価より1割引きくらいが目安になっています。
というわけで、
株を買うタイミングというのはじつはM&Aのタイミングだったりするんですよね
PERとか、会社の経営状態とかも長期的な視点もあるけど
通常の情報で測っていくのってかなり難しいんじゃないかなーと思ってます。
やっぱ変化激しいんで。
逆に言えば、M&Aとかってこれから我々はこういう方向に向かっていきますよ!って言ってるようなものだし
M&Aもっと増えるはずなので、M&Aのこと
あとはもう少し、株式価値の評価のしかたとか書こうと思います