震災から9年も経ったことに驚きです。
とてもはやいなという感覚です。
わたしの故郷のひとつが浪江町というところで、福島第一原子力発電所も近くです。9年経ってもなお、立ち入りできない区域はけっこうあります。
となりのまちに双葉町というところがあり、駅の近くは行ったことがあるとこもあったのですが、こちらはほとんどすべて規制となっているかもしれません。
昔の家も、祖父のお墓も、毎年遊びに行っていた海も、気に入っていたお菓子屋さんも、温泉ももう戻ってこないんだなということを9年経って実感します。
9年前は、復興って元に戻るのだとばかり思っていました。
現場の凄惨な状況を冷静に見れば以前のようには戻らないだろうと分かるのですが、当時はいつかまたと思っていたので
やっと目が覚めたというか現実をみることができたのかなとふと感じたしだいです。
実は、気の毒な事にいまだに避難所というか仮設住宅で暮らしている方は多いですし、わたしたちのように家を失った場合は、公営のイマイチなアパートで住んでいます。
こうした災害における事後対策というのは、一部の人にしか当事者意識を持てないところなので、 政治的な大きい課題かなと思います。
なお、福島には「きびたん」というかわいいゆるキャラがいるので、ぜひ見つけたら声をかけてあげてください。(わたしもまた会いたい。)