ソーシャルレンディングに興味がある、買ってみたい人
「ソーシャルレンディングって、やめとけって言うし、不安だな。
どういったところに注目すると安全なんだろう?
あと、オススメのファンドとその選び方も知りたいな。」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ソーシャルレンディングの注意すべき5点
- ソーシャルレンディングファンドを選ぶ際の7つのチェックポイント
- おすすめのソーシャルレンディングファンド3選
ソーシャルレンディングの注意すべき5点
不動産ソーシャルレンディングは新しい技術です。
とくに、「安全性」と「収益性」という面から注意が必要が必要になってきます。
上限15%の高い利回り
日本の法律では、貸出金利の上限が、「15%まで(100万円以上の場合)」と決められています。
ソーシャルレンディングの利回りも、それ以上になることはないですが、平均6~7%の比較的高い利回りで回せます。
10年で、元本を2倍に増やすことも可能で、大きな収益機会を狙うことができ、株式より着実に元本を増やせます。
貸し倒れになる可能性と担保
ソーシャルレンディングの投資案件では、「企業への貸付け」というスキームを採るため、理論上、貸し倒れになる可能性があります。
そして、貸付けだからこそ、ほかの投資商品と違い、「担保を設定」することができるのです。
つまり、債務が焦げても回収が可能であること、これが貸付での強みでもあります。
マーケットの過熱
ソーシャルレンディングに限らずですが、新しいものが人気になると、過熱しやすいです。
そうなると、融資の審査基準が甘くなったり、レンディング業者の経営がずさんになる懸念が出てきます。
景気が悪くなり、銀行融資に期待できないと、ソーシャルレンディングは伸びていきますが、動きも考えなければなりません。
ソーシャルレンディングファンドによる利回りの違い
ファンドによる利回りの違いがありますが、それは、担保や保証の内容によるリスクの大小と捉えることができます。
投資家はファンド概要を確認しながら、出資先を決めていきます。
私たち投資家の配当は、ファンドが企業に貸付たときの金利から捻出されますから担保や貸付金利の高さをチェックします。
ソーシャルレンディングファンドの分散
ソーシャルレンディングでの重要なポイントは、一つのファンドに資金を集中させずに分散させていくことです。
ソーシャルレンディング事業者の選定についても、倒産リスクも想定して、取引は1社に限定せずに、しかも、信頼性が高い業者を複数利用したほうが良いです。
分散投資は、たとえば、500万円の資金をソーシャルレンディングで投資する場合に、50万円ずつ10種類のファンドに分散するようなやり方です。
ソーシャルレンディングファンドを選ぶ際の7つのチェックポイント
上記の点を考えていくのは、けっこう大変です。そこで、貸付ファンドを選ぶ際、どんなところをチェックすればいいのかチェックポイントを具体的にまとめてみます。
□ 借り手企業はどんな会社が多いか?
□ 借り手企業は、なぜ銀行融資を受けられないか?
□ 借りて企業の事業は評価できそうか?
□ 貸付企業は不動産担保をとっているか?
□ 貸付企業は不動産評価は適正に査定しているか?
□ 手数料はいくらか?
□ いつ出資を引き上げること(解約)ができるか?
主に、安全面を考えると不動産担保と借り手企業の選定が重要です。
それから、コントロール権も大事なので、手数料や出資できる額、出資の引き上げが満期までできない場合もあるので、確認しておきます。
おすすめのソーシャルレンディングは3つ
以上の点を中心に総合的に考えると、現時点では、以下の3つのファンドがおすすめかなと思っています。
まだまだ市場が小さいので、もっと投資家が増えれば、より大きな収益機会が臨めそうです。
「LENDEX(レンデックス)」
□ 全ての投資案件に不動産担保を設定している
□ 不動産担保を自社基準だけではなく、第三者からの評価を受けて設定している
□ 不動産会社や不動産鑑定士などの不動産の専門家が鑑定
□ 貸倒れや返済遅延が発生したことがない
□ 過去に約9割の金額を回収している実績がある
≫LENDEX|期待利回り6~13%のソーシャルレンディング
LENDEXは、ほぼすべてに担保設定しており、東急リバブルが不動産担保の査定をしています。
案件も短期投資を中心としていて、かなり手堅いです。
「Funds」
□ 財務状況や事業の計画性、を厳しく審査している
□ ファンド募集時にも個別ファンドごと審査を徹底している
□ 弁護士・公認会計士・社外取締役弁護士・社外取締役公認会計士の審査を通過した案件のみを取り扱って
□ 「関係会社貸付スキーム」を採用している
※「関係会社貸付スキーム」は、ファンド組成企業と借り手企業の間に関係会社を挟み返済がなされなくても、損失をグループ会社が負担すること。
投資家が負う返済リスクできるだけ限定しています。
「SBIソーシャルレンディング」
□ 最大手企業で体力がある
□ 不正した時のコスト・ダメージが大きいので健全性を期待できる
□ 金融機関としてのノウハウが確立している
□ 2020年8月末時点で、「累計融資実績1,480億円超・投資家登録完了数5万6千人」という実績
□ 投資家が多く小口出資が可能
ソーシャルレンディングの法規制も見直されており、REITや仮装通貨のように、行政が承認するようになると今後ますます発展していきます。
というわけで、今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。
すばらしいソーシャルレンディングライフをお過ごし下さい。