【独学で宅建をマスター】勉強方法のまとめ【初心者向け】

独学で法律の勉強をして、10年近く経ちました。
不動産業界に足を踏み入れてからは、宅建の相談を受けることもあり、ノウハウが溜まってきたようです。

宅建勉強法のロードマップ

勉強方法を自分の復習もかねてまとめようと思います。思えば、けっこう遠回りをしてきました。
でも、「まわりに頼れる人がいない」「なかなかお金がかけられない」
私と同じ境遇のひともきっと居るはず。そういう人に向けて書きます。

読んでほしい人

  • 宅建を勉強している人
  • なかなか法律の勉強がはかどらない人
  • これから宅建を取取りたいなと思っている人
  • 不動産業界に興味がある人

宅建を獲れば、不動産業界への就職・転職はしやすいと思います。
もちろん、入社後に宅建をとった私のように無くても働けます。

 

この記事では、もともと、法律初心者だったわたしが、「独学で法律の勉強を乗り越えるためにはどうしたらいいか」これをテーマに研究した勉強方法の一部をまとめています。

宅建点数は45点で権利関係は13/14正解だったので、きっと皆様にも、合格に近づけるヒントがあるのではないかと思っています。

独学はとてもつらいですが、がんばりましょう。

※オンラインスクールや予備校という選択肢

確実な短期合格はやはり試験のプロの力を借りることかもしれません。主要な予備校は以下です。

≫宅建で有名なLEC

≫比較的低価格のTAC

 

≫オンラインスクールの資格スクエア

目次

1.宅建、そして法律の全体像から基礎を理解する

2.過去問の使い方

3.本格的な実務知識で理解を深める方法

4.息抜きを学びに変える方法

5.まとめ

1.宅建、そして法律の全体像から基礎を理解する

そもそも、宅建という試験ではさまざまな法律が問われます。
法律は、私たちの生活に身近なものなので、そのかかわりを知ることが重要です。では、実際にどういった流れで勉強していけばいいでしょうか。

初心者はじめての教科書

もちろん、いきなり宅建のテキストを読み始めてもかまいません。
ただ、簡単そうな見た目ですが、用語や不動産すら身近ではなかった私には無理だったのでこちらでスタートしました。法律とわたしたちとの関係をつかむのに最適なので、こちらをおすすめしています。

18歳からはじめる民法

どこでも宅建士とらの巻

宅建のテキストはLEC使っていました。

テキストを読むコツは、興味を持ったところから飽きるまでゆるく読むです。

どうせ何度も読むことになるし、飽きるし最初からそう読めないです。個人的には3ページ読めたらすごいと思います。

2.過去問の使い方

過去問は、まだ解かないです。すこし勉強したくらいでは問題文もまともに読めず挫折します。私はしました。一応、使っていたのは、こちらもLECのウォーク問というやつ

出る順宅建士

問題の分析・戦略(一番大事)

たしかに、問題を解くのは「やってる感」あります。しかし、頭に入ってこなければ、結局トータルすると効率が悪いので、ゴールまでを設計しなければなりません。

何が必要かというと「出題される重要な問題の取捨選択」

使うのは、主にLECの過去問ですが、以下の手順が行えるものであればほかでも大丈夫。

具体的な5つの手順はこちら

① 過去問の「出題履歴」をみる

② 毎年出ている「分野」から優先して、答えをみる]

③ 条文や、キーワードを手掛かりに頻出の>「知識」を知る

④ 該当する「知識」をテキストで確認する

⑤ 過去問に戻り>「出題のされ方」「問いかけ」をチェックする

これで、ひとまずOKです。わからなかったり、飽きたら次へいきましょう。深追いは禁物です。
じつは、わかったようなわからないような状態は「脳が情報を整理している」ところなので一度休ませるのが正解です。

この作業は同じ「分野」でも、ある程度くりかえします。答えを見ていくのでサクサク進むはずです。

ここで、「過去問のこたえを解く前にみるのはもったいない」思うかもしれません。すなわち、「初見で解く」という体験を犠牲にしているというご意見です。

ところが、人間の記憶はすばらしい忘却力なので、5回は解いたという場合でも初見に感じます。過去問を解くやり方でやると、結局、何回転もできないのが現実です。

せいぜい、休日2日間で6時間、平日はどこかで3日くらいは1時間ずつぐらいが勉強に費やせる現実的な時間ではないでしょうか。

そうすると、6ヶ月で合計216時間ほどです。(6h×4回×6ヶ月で144時間、3h×4回×6ヶ月で72時間)

必要な勉強時間は、平均250時間くらいとよく言われますので、この辺りがムリの無い現実的な解になるかと思います。

その上で、回転数を増やし、理解を深める方法を採用するべきです。

直前期は、苦手なところなどに費やす必要があるので、結局、最初に丁寧にやっておけば短時間だし、あとがラクになります。

必要な初期投資は惜しまないことの重要性

このように、「過去に出題された問題の比較・検討・分析が、一度に細かくできる」ことが最大のポイントですので、教材だけは惜しまずです。
ただ、どうしてもコストを抑えるなら宅建試験委員のサイトに無料過去問があります

≫宅建過去の試験問題はこちら

□ 直近の過去問何年分かを頻出の分野で重要度に分ける

□ もし、その年、受けていたら確実に「得点すべき問題」<「取れなくていい問題に振り分ける

□ 必要なさそうな問題を除外して、だいたい「37点(37問)」くらいにする

□ 該当問題の知識や用語についてひたすら「ググる」、「立ち読み」して携帯などにメモする

その問題の知識を調べて、頭に入れていくということを地道にやります。ちなみに、私が一番初めにやった方法です。労力とメンタルが必要ですが、とにかく調べまくるので力はつきます

過去問を解きはじめる

やっと解きます。実際に解いてみて、30点は超えられる、32点前後をうろつくなぁってくらいになったら、あとはひたすら数をこなせばいいです。その場合の解き方もポイントがあります。

「4択でも、1問1答のように、選択肢ごとに、解いて答えを確認していく」

1問4択の問題ですが、「正解を目指すのではない」です。
消去法とかで当たることがありますが、実際には「1問ごとにあてられる」それくらいの完成度が必要なのでそのレベルを目指してください。もちろん全部じゃなくて必要な分野のみでOK

とにかく実践

「なぜ間違っているか?」がわかるようになるまでくりかえします
暗記に頼ると、試験が終われば全部わすれるということにもなりかねません。

過去問ゴリ押しの暗記法では、ほぼ記憶と運に任せることになり安定感がなくなります。

なぜなら、過去問とほぼ同じような言い回しで、「言葉をすこし変化させるひっかけ」が多いからです。

過去問暗記で強引に突破するひともいますが、ばくち感があるので確実な合格を目指すならひと手間を惜しんではいけません。

参考になる無料おすすめサイト

以下のサイトで、<無料で問題を解きまくる<ことができます。ポイントは出題範囲や分野も設定できること」です

せっかくなら、定着させましょう。はたらいてからも武器になります。

≫無料で宅建の過去問を解きまくるサイトはこちら

3.本格的な実務知識で理解を深める方法

無知の状態であたらしい分野の勉強をすると、どうしてもイメージが湧かないと思います。

「登記」とか契約」<とか、そういった場合、積極的にググりましょう。これは「画像検索」でググってみるといろんなパターンがわかります。

正式な「ひな形」については、法務局のサイトでPDFをみることができます。

≫法務局HP登記申請書のひな形をみる

そして、タダで手に入り意外と役に立つのが「新聞や広告のチラシ」です。これに建ぺい率とか金額とか何坪あるとか載っています
住んでいる地域の物件情報であれば観に行けるしイメージも湧きやすいはず。

新聞は図書館にもありますしチラシは迷惑なくらいいっぱい入ってると思います。

※もはや先にはたらいてみる

勉強が苦手な人はアリかもです。
もちろん、営業マンにしても事務にしてもバイトでも先に飛び込んでしまえば成長は早いです。

不動産業界では、人件費をかけると利益が増えやすいので事務やパートからでも正社員になることがけっこうあります。

業界も賃貸管理、売買仲介・販売員、投資関係と、仕事は幅広いので、いろいろ探してみるといいかもしれません

≫20代の方の仕事探しはこちら

もちろん金融関係や隣接業界とも親和性がありますし、キャリア転換、キャリアアップは当たり前にあります。

現実の事例を使って考えてみる

判例とか最新のホットな事例に触れてみるのも良いと思います。
こういうのは若いころからやっておきたかったです。
20代のときの事件なのに当時知らなくてあとから学ぶと哀しいです…

優良な素材

≫不動産適正取引推進機構の経済動向についてのコラム
こちらは、専門的な情報が多いです。

≫住宅新報社のコラム
暮らしと密接なものがまとまってます。

≫不動産ニュースのコラム
これは海外トピックも載ってます。

たとえば、「カギの交換費用」
カギの交換費はみなさん入居の際に支払っていると思いますが、実は、借主の義務ではありません。それどころか、>貸主が捻出するのが望ましいとされています。

これは従来、慣習で動いてて、やっと争いが無いほどに判例で固まりつつあるのですが、じつはそれでもまだ確定はしていないものです。あと敷金とかもです。

なんとなくそんなことがあるんだ程度でOK。いつか使う日が来るはずです。

4.息抜きを学びに変える方法

法律の勉強ばかりではほんとにきつい。
しかも、試験で使う知識のほとんどは知らなくても実務ではなんとかなるというのがつらいところ。
そこで、実践的な知識もあわせて学んでおいて損はありません。

実務で役に立ちまくる他分野の知見を拡げる

会社の数字に関する会計知識

やはり、会社の数字くらいはわかっているほうがいいです。

たとえば、不動産売買の仲介営業で法人はもちろん個人のお客様でも、節税のために自分を代表とする法人をつくっていることがあります

借入がいくらで、固定資産がいくらで、キャッシュがいくらで、回収期間はいくらでということが重要な関心事になります。
それが、不動産の収益計算であり、決算書の知識はその理解を助けてくれます。

・決算書

・収益計算のしかた

過去の不正、不祥事はじめとするニュース

たとえば、バブル崩壊・パンプキンショック・空き家問題とか有名過ぎて知ってるのが当たり前の前提で話が進むことがあります。
とくに高齢者はマウントをとりたがるので、どうポジションをとるにしても知ってないとコミュニケーションが難しくなります。

投資やお金の知識

少なくとも、不動産にかかわるものは名前と違いだけでも知っておきたいです。

ググる→本で基礎知識を勉強するのが一番です。

・不動産投資

不動産投資とは、大家さんになって賃貸事業を行うことを言います。投資といってますが、投資ではないです。最初の一冊はこちらがおすすめ

・不動産投資信託

J-REAT、リートと呼ばれるものです。こちらは以下の本がおすすめ。

すこしかたいですが、基礎がわかり、長く使えます。

 

・不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、種類がありますが、新しめのスキームです。

まだ不動産に特化した良い本が無いので、有名な「OwnersBook」のサイトの説明が分かりやすいです。

≫Owners Book|少額からの不動産投資クラウドファンディング

・不動産ソーシャルレンディング

不動産ソーシャルレンディングは投資と融資を組み合わせた新しい技術です。

こちらも良い本がないので、「LENDEX」のサイトの解説が分かりやすいと思います。

≫予定利回り6~13%のソーシャルレンディングはLENDEX

こうした会社の数字に関すること、お金に関すること、ニュースなどはわりと連動してきます。

自分はまったく無知で業界にはいったためとても苦労しました。時間のある学生のうちに勉強できるなら強くお勧めします。

一度やっておけば忘れてもすぐ取り返せるし必ず役に立つので、実用性があるのです。

5.まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。これは私自身が、使ってきた方法です。
必ずしも正しいわけではなく、再現性や保証があるわけでもないですが、参考になればと思います。
無味乾燥で、砂を噛むような、つらい思いをすることもあるかと思いますが、がんばりましょう。