宅建の難易度から分析する勉強方法【ガイド】

 

このガイドの対象読者

ここでは、宅建取りたい、資格取りたいと思って、宅建の難易度を調べているような方の中でも

主に今まで法律なんて勉強したことないよっていう初心者を対象にしています。

具体的には、これから不動産会社で働くために宅建を取らなきゃという新人サラリーマンの方、主婦で資格の勉強をしようと思っている方、就活で有利にと思っている学生の方など。

ここで紹介するトピックは、宅建の本質的な部分に迫っていくので基本的ですが重要なことです

なので、すでに色々調べていてご存じかもしれませんが、まだ十分に活用されていないかもしれません。

行動があなたの成長に直結するので、新鮮なアイディアを提供できれば幸いです。

実践のためにご活用ください。

  • 宅建の難易度は高いのか
  • 宅建は難易度の割りにコスパがいい
  • 宅建の難易度から考えるベストな勉強法

 

宅建の難易度は高いのか

宅建の難易度は高いのかについて、結論から言ってしまうと

法律資格として難易度は高いと思います。

ただし、ポイントを抑えると合格は簡単という試験です。

つまり、RPGゲームのように、難易度は高くても攻略法があるというイメージです。

ネットで検索してみると、普通とよく言われていたり、簡単という声が多いかなと思います。

しかし、これにはカラクリがあります。

まず、合格率をみてみると、およそ15%前後で推移しています。

宅建の場合、合格点は決まっていません。受験者全体の点数から15%ほどに落ち着くラインを合格点としているので、点数としては毎年変わります。(50点中35~37点くらいですかね)

たしかに、合格率はやや低めなのですが、宅建の特徴としては

・誰でも受けられるということ

・不動産関係で働く人にとってはほぼ必須の資格

という点があります。

誰でも受けられるということから、記念受験であったり、あまりやる気がないという人が一定数いるため、

本来のライバルとなるような人を集めた集団で考えるともう少し合格率は高くなります。

これが、宅建の難易度が普通、簡単と言われる理由です。

一方、宅建は、不動産関係で働く人にとっては必須の資格です。

なぜなら、不動産取引を行う会社では、宅建士を設置する義務があったり、そもそも宅建士でないと取引できないので、業務上支障が出てきてしまうのです。

つまり、宅建を受験しようと思った時、ライバルになるのは不動産関係者になります。 普段から会社で働いている人 です。

合格点が決まっていない以上、自分だけでは完結できず、こうした方との競争になってくるのです。

また、大学院で法律を専攻していた私は、宅建に落ちています。

驕りがあったことはもちろん認めるのですが、

改めて宅建の勉強をしていると、かなり細かい知識が問われていたり、議論のある判例の解釈を引っ張っていたり、難易度高いな(笑)と思いました。

(合格した時も、得点源の民法で2つ落としました。分からなかった…)

権利関係という分野の特に民法は難易度高いと断言できます。

宅建は難易度の割りにコスパがいい

 

宅建は難易度が高いのですが、コスパは良いと思います。

これは、2つの側面があります。

・資格自体のコスパがいい

・資格取得までのコスパがいい

資格自体のコスパがいいというのは、持っていて損はない、役に立つということです。

まず、不動産会社で必須であるということは話しました。

転職で役に立つかどうか、キャリアアップにつながるかという点でいくと、他の条件を除けば確実にYesですよね

(資格だけでというのはありえないのであえて言いませんが)

実際に、宅建士は手当がついているところが多いです。

もう少し踏み込んでみると、不動産業界って伸びしろが大きいです。

これは、既存のマーケットの話ではなく、潜在的なポテンシャルの方です。

ただでさえ、各産業の中でもトップの市場規模(40兆ほど)なのですが、不動産会社と協力したい業種が多いです。

たとえば、広告。東京のとくに購買力と感度の高い若者を中心となっていて、人通りが多い渋谷、新宿、原宿辺りは広告を出すのに最適な環境です。

動画広告が多くなってきているのですが、ビルに動画広告を打ちたいニーズが強いため、所有者である法人の不動産会社へコンタクトを取ろうとして熱いです。

いま街中には看板や紙媒体の広告が多くあると思いますが、ああいった広告がおそらくなくなっていくと思います。

それから、鉄道会社がメインになってくるかと思いますが、観光産業と交通産業です。駅からホテルまでを繋いだり、各観光地へのアクセスが変わっていきます。

トヨタが街づくりを発表しました。こういったことも、土地を持っている側の協力が不可欠ですし、逆に言えば、不動産会社は立場としては強くなるのです。

次に、資格取得までのコスパが良い

これは、宅建の難易度が高いことに関係してますが、平たく言えば、わかっていなくても取得できるということです。

宅建では、初心者が短期で一発合格したという人もいれば、何度受けても受からないという人もいます。しかも、その中には不動産関係で勤めている人もいます。

そして、いろいろな勉強法を調べていくとだれもが口を揃えて過去問過去問といいます。

これが何を意味しているかというと、宅建には攻略法があるということです。

これに則っていかないと、ずっと合格できない泥沼にはまってしまい

攻略法を知ってしまえば、初心者であろうと、短期であろうと、独学であろうと合格できるという試験なんです。

さっさと合格してしまうのが吉です

宅建の難易度から考えるベストな勉強法

 

宅建の難易度から、宅建の特徴を分析してまとめていきます。

まず、宅建は大きく4つの分類ができますね

(個人的にはあまり適切な分類とは思えないのですが(笑))

  • 権利関係
  • 宅建業法
  • 法令上の制限
  • 税・その他

権利関係というのは、民法と民法とは異なる法律が含まれています

民法

建物区分所有法

借地借家法

不動産登記法

この4つです。基本的には、不動産会社からお客様に対して取引する上で、制限されるものです。これは難しい分野になるかと思います。

宅建業法

これは、宅建士として最も必要な知識です。比較的簡単ですが、当然みなさん点数を取りに来るため落とせない分野です

法令上の制限

これは、行政がわれわれ不動産会社に対して制限をかけているものです

範囲が偏っていて少ないので、やり方次第で簡単な分野です

税・その他

こちらも範囲が偏っていますので、やり方次第です。

 

次に、試験の特徴なんですが、やはり過去問を焼き直したものが多いです。

なので、過去問をゴリゴリやってよくわかっていないけど、暗記してて合格というのはよくある話です。おそらく多くの人がこのパターンなので過去問神話が生まれてくるのだと思います。

 

これは良いのですが、一方で、過去問を解いていくには時間がかかりますから、働いていてなかなか時間がとれない社会人の方には厳しく何度も受ける人が大量発生するのです。

 

そこで、宅建の過去問の扱い方が重要になります。

あくまでも過去問というのは、繰り返し問われている知識を知ることに使ってください。

過去問の使い方は以下です。

  • 問題と答えをみて頻出知識を探す
  • 頻出知識について、法律なら定められている理由やその背景など理解する
  • どんな出題のされ方をしているのか問題文から知る
  • 忘れたころに解く→確認の繰り返し

まさか、一問目から解き始めていませんか

それだと労力が大きすぎます。

まずは、問題と答えをさっさとみてください。どの知識が何度も問われているのかを探します。

そして、頻出の重要な知識を知り、腹落ちさせてください。

いきなり答えみてもったいないと思うかもですが

安心してください、すぐ忘れます。

テキストは2つ目の理解のところで、使います。

目的を持って開いてください。何について調べるのか

そして、権利関係はわからなかったら一旦とばして他の分野の勉強をすべきです。

かけた時間が点数に直結しません。

メインは宅建業法、法令上の制限になります。

あとは、その日興味をもったところからとりかかるのが良いと思います。いきなり問題を解こうとすると挫折しますので、簡単な文章を読むところからスタートしてハードルを下げましょう。

 

もっと具体的な勉強法や解説記事も作ってみようかと思っています

今年の試験に合格してください