【2022年】中小企業診断士試験は難しいか?合格点ボーダーラインと独学難易度の感想

今回は、中小企業診断士試験の解答速報や合格点ボーダーライン、難易度の感想などをまとめています。

年度ごとに難化したり易化したりは少ないですが、難易度が高い印象があります。

分野によって傾向は変わりますが、おおむね実務関係の理論的な色が強く、法律は量が少なく基礎的な問題を中心としています

資格者としてよりは、実践的な部分を求められるということなのだと思います。

もっとも、経営には実務経験が重視されるため補強の意味合いが強いです。

2022年 中小企業診断士試験 解答速報

2022年実施の中小企業診断士試験の解答速報は下記URLからご覧いただくことができます。

中小企業診断士試験 解答速報

2022年 中小企業診断士 問題と正答

2022年実施の中小企業診断士試験の問題と正答は下記URLからご覧いただくことができます。

中小企業診断士試験 試験問題

中小企業診断士試験 正答

中小企業診断士試験の試験概要

中小企業診断士試験は、3段階となっています。

まず、1次試験(短答式)が行われ、合格すると、2次試験(記述式)を受けられ、2次試験に合格すると、口述試験(面接式)となります。

口述試験(面接式)は、おおむね全員が合格しており必要最低限の確認といったものになっていると考えられます。

さらに、口述試験合格後に実務補習を修了する必要があり、ここまできてはじめて中小企業診断士として登録することになります。

なかなか遠い道のりです。

1次試験:8月上旬の土・日の2日間
2次試験:10月中旬の日曜日
口述試験:12月中旬の日曜日

中小企業診断士試験の難易度

中小企業診断士試験の難易度は高いと思われます。近年の合格率でいうと下記となっています。

令和元年(2019)

1次試験:30.2% 
2次試験:18.3% 
3次試験:5.5%

令和2年(2020)

1次試験:42.5%
2次試験:18.4%
3次試験:7.8%

令和3年(2021)

1次試験:36.4%
2次試験:18.3%
3次試験:6.7%

全体で考えると、ストレート合格するのは、約4 – 5%程度です。
非常に低い合格率となっています。

中小企業診断士試験の試験科目

中小企業診断士の試験科目は下記の6つです。

【1次試験】7科目

1日目
A:経済学・経済政策  9:50~10:50(60分)
B:財務・会計     11:30~12:30(60分)
C:企業経営理論    13:30~15:00(90分)
D:運営管理      15:40~17:10(90分)

2日目
E:経営法務       9:50~10:50(60分)
F:経営情報システム   11:30~12:30(60分)
G:中小企業経営・政策  13:30~15:00(90分)

【2次試験】4科目

A:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例I  9:40~11:00(80分)
B:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅱ  11:40~13:00(80分)
C:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅲ  14:00~15:20(80分)
D:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅳ  16:00~17:20(80分)

【口述試験】

2次試験口述試験は、1人当たり10分程度で行いおおむね全員合格しています。

ざっくりしているのですが、各種法令を横断的に問われ求められる知識の範囲はかなり広いです。

そして、多くは管理実務における知識であり、机上の勉強では対応できず暗記に頼らざるを得ず覚える量も増えるという実態があります。

中小企業診断士試験の合格点ボーダーライン

中小企業診断士試験の合格基準は下記のとおりとなっています。
口述試験はほぼ確認です。

1次試験
① 総点数の 60% 以上
② 1科目でも満点の 40% 未満のないこと

2次試験
① 総点数の 60% 以上
② 1科目でも満点の 40% 未満のないこと

口述試験
基準点は明らかではないが、おおむね全員合格

2次試験の結果について、合格者にのみ口述試験の案内が届きます。
不合格者には、試験結果の通知があります。

各自の総得点と科目別得点を段階別に区分したものとなっており、得点区分は、AからDまで4段階に分けられています。

A判定:60%以上

B判定:50~60%

C判定:40〜50%

D判定:40%未満

1科目でもD判定があると不合格になり、総得点でA判定でなければ合格できません。
ハードルは高めですが、科目免除というシステムもあります。

中小企業診断士試験の科目免除制度

中小企業診断士試験には、科目合格による免除があります。

科目合格による免除の効果は

1次試験では、科目合格制度があり、科目合格をした場合、翌年度と翌々年度の1次試験が免除となります。

1次試験受験の際、申請をすれば合格した該当科目は免除となるので申請をしないと免除になりません。

科目合格による免除の基準

科目合格免除をした場合、1次試験の合格基準は、実際に受験した科目に「①総点数の 60% 以上、かつ、1科目でも満点の 40% 未満のないこと」が適用されます。

たとえば、3科目を科目免除した場合、残り4科目の受験科目の総得点である400点が、60%の240点以上であって、かつ、満点の40%である40点未満の科目がないことが必要です。

中小企業診断士試験の難易度など感想

中小企業診断士試験の感想