【宅建とは】宅建について思うこと

 

大学院で法律を学び、不動産業界に就職したのですが、宅建をとるにはとても苦労しました。(笑)

宅建は最近とても人気の資格になっていますね。

私も苦しんだ宅建についていくつかの記事にしていこうと思います。

 

  • 宅建とは
  • これからの不動産業界
  • 試験について
  • 勉強法

 

宅建とは

宅建というのは不動産の資格ですが、

宅建がなくても不動産会社で働くことができます

では、なぜみなさん宅建をとるのでしょうか

理由としては

  • 不動産業者には宅建士を設置する義務がある
  • 不動産の取引において宅建士でなければできない仕事がある

この二つが理由になってきます。

一つ目は、会社に宅建士を設置する義務があるので、研修して援助金をだしてでも社員に宅建をとるようにさせるのです

なので、不動産会社で働くならばとることがほぼ必須という状態になっているんですよね

 

二つ目は、宅建を持っていないとできない仕事があるということですね

家を借りるときにも、いよいよ契約となるとちょっと風格ありな人が出てきたりすると思うんですが

契約(前)の際、借りる家のこととか金額とか、取引上の重要な内容について説明をするのは宅建を持っている人でないといけないのです

このような法律の縛りがあるため、不動産屋で働くことと宅建はほぼ条件というような状態になっています。

 

逆に言えば、不動産会社としてはお金をかけてでも宅建を持っている人がほしいので

就職・転職のときにある程度有利になることは頷けます。

 

そして、もちろん試験ですので、不動産会社で働いていて、何度受けても受からない方がいるのも事実でして、

会社によってはプラスαの手当がついたりするので、これを持ってキャリアアップを目指すというのは非常に合理的で現実的な戦略になります。

 

これからの不動産業界

 

不動産業界というのは、法人数が多いです。

それから、全産業に占める割合も10%を超えています

 

不動産の統計データ▷https://www.retpc.jp/chosa/tokei/

市場規模も40兆円を超えており、マーケットとしてはとても大きく

プレイヤーの需要も高いので宅建を持っているとかなりオイシイかなと思います。

 

そして、不動産というのはなくなることがありません。そして、あらゆる分野業界と結びつくことができるのです。

テクノロジーが発展すると世の中は大きく変わりますが、まず提携したいと考えるのは不動産業界です

近時の動向としては、訪日外国人の増加からホテル需要が増しています。そして、重要な点は、ここに「移動」の需要が生まれてくるという事です。

近未来に目を向けてみると、

駅からホテル、ホテルからから各観光地などへの移動需要です

MaaSといって移動交通に関するサービスが増えてきておりこれが加速していくと思われます。

駅やターミナルに人間が増え、利用者が増えるという点では鉄道会社の勢力は増していますが

ホテル、駅を直結、観光地を直結すれば確実な収益が見込めることから実際活発化しています。

 

それから、投資や資産運用への活発化もあります。

日本は少子化、高齢化をはじめさまざまな理由から今後年金といった社会保障の雲行きが怪しくなっているので、資産を運用していこうという流れに向かっています。

空き家の有効活用や少額の投資も増えてきていて

空き家に関する法律や不特法と呼ばれる法律が改正されたりしていて

法改正というのは、世の中の流れが変わり、今後数年後の未来に対応するために行われていきます。

逆にいえば、国としても不動産に力を入れていくよーというサインでもあるので、ますますカタチを変えて発展していくと思われます。

 

試験について

 

  • 50問・四肢択一式による筆記試験
  • 年齢、性別、学歴等の制約はありません。
  • 誰でも受験できます
  • 毎年1回、10月の第3日曜日、 午後1時~午後3時(2時間 )
  • 7,000円

 

勉強法

 

独学と資格受験予備校があります。

結論から言うと、独学でも取得は可能です。

なぜかというと、試験って、理解していなくても正解を導き出せばいいからです。

あくまでも求められるレベル感は、不動産業界で働く上で最低限知っておくべき最低ラインとしてのものなので、試験範囲の全てを理解する必要も記憶する必要もないからです。

 

試験に出る部分もある程度偏りが出てくる上に

その知識を完璧に理解する必要もないからです。

なんとなくの理解でも「答えっぽいな」が分かるレベルで合格していく方が大半だと思います。

私の周囲にはそういう方ばかりでした。

 

過去問をやれっていうのは、試験問題がほとんど似ているからに他ならんのですよ

ただ、これは暗記の力も必要ですし、問題文も長いし、よくわからない状態で解き続けていくのはかなりの苦行ですので忍耐力も必要です

 

また、細かい知識や理解は現場で実務を通して身につけていくことが重要ではあるのですが、やはり、その後の業務がやりやすくなったり

早く成長するためには、少しでもイメージをつけて理解を深めて、暗記や長文を読む負担を減らすという方が効率もいいし、有益かなとは思います。

もちろん今まで受験勉強なんてしたことない、大学時代も遊んだり、部活ばかりで勉強なんてしてなかったって人も

頭よりキャラで勝負やみたいな人も

ちゃんと宅建取ってますので、不可能ではないと思います。

しかし、意味も分からない文章を読んで、字面を覚えて、過去問に出てたから正解っぽいとか不正解っぽいとやっていくのは、個人的には効率的ではないし苦痛だと思います。

 

私の場合、結局、二度手間で勉強するのはもったいないしなにより暗記が全然できないタイプでしたので、

時間はかかりましたが、試験勉強で理解しながら確実な知識と理解を深めていきました。

そういう意味では、

不動産業界で早く成長していきたい人、

暗記や意味の分からない文章を読むのが苦手な人、

は予備校で学ぶのが良いと思います。

予備校で宅建の全体像や、抽象的な概念、専門用語の意味、現場で使われるイメージなどをさっさと教えてもらい、

過去問にすぐ取り掛かれる状態をつくって、問題を解いていく中で、知識を整理していく方が効果的なのではと思います。

予備校はいくつかありますが、大差はないです。

講師の相性とスケジュール感がマッチするかどうかだと思います。

最近は、オンラインの資格試験対策サイトもあるようですよ