20代・学生が投資や資産運用などお金の勉強をする為の初心者向け「お優しい本」を厳選

20代のサラリーマンや学生など

初心者だけどオススメな投資や資産運用の本を知りたい。
サラリーマンで貯金も増えて、資産運用に興味が湧いてきた。
銀行貯金していてもお金は増えないと聞いた
投資に興味があるけど難しそう大変そう
いくつか本でも読んで、投資方法を勉強したい

このような悩みに答えます

金融業界で投資やお金の知識を勉強して思ったこと

日本人が日本にいてお金の勉強をする機会はまずありません。そして、独学にならざるを得ず、基本的には挫折してよくわからないまま終わるか、間違った情報に左右されます。

この由々しき問題は、

□ 教えてくれる人がいない

□ 決めつけやポジショントークで錯綜した情報に溢れている

これはある意味しかたないですが、お金に関する話は、投資や節税、給付、スモールビジネスに至るまで裾野は広いです。

資産運用と一口に混同して語られたりしますがきちんと分けて考えるべきです。

投資の世界を知って思ったこと

特に「投資」に関しての誤解はけっこうひどい。私は不動産業界の投資部門を扱っていますが、業界の中にいても概念的な部分の知識で大いに間違えていることが多いです。

たとえば、不動産投資の場合、投資といってもこれは大家さんであり、「事業」です。世間でいうところの投資ではありません。

一方、不動産投資信託は、不動産の価値を証券としている「金融商品」で不確実性の高い投資です

不動産投資の場合、オーナーとしての努力が不可欠なので不労所得とは言えませんが、投資信託は任せるので不労所得といってもよいかもしれません。

投資は勘違いが多すぎる

資本主義の基本的な知識や考え方も誤解されていることが多い印象ですが、

加えて、経験至上主義者も多すぎます。不動産に同じものはありません。

過去に扱った物件では、徒歩2分ほど違うくらいの、ほぼ同じ築年数、同じ坪数そのほかも似てる物件で、入居者の付き方が違い賃料もけっこう離れました。

結局、出口でも2億ほど差が出ました。他人のことは話半分にしてとにかく目の前の物件に集中する必要があります。

たいていはただの知識不足、勉強不足。

やはり、基本的には、みんな知らないだけです。

難しいことでもなんでもありません。

難しいことは、不動産業界にいる人たちですら間違えます。

多くは、何も勉強していない状態から働きます。実務でもどうしても知識が偏りますが、そのままとなっているのだと思います。

不動産以外のお金の話でも、知っているだけで節税、給付がありますし、高収入でなくてもできる資産運用とかも意外と多いです。

たとえば、保険料は住む場所で安くなるとか会社を辞めたら給付が貰えるとか、積み立て投資は値下がりしても儲かるとか。やはり少しだけでも、勉強してみるといいのではないかと思います。

とてもおやさしい漫画編

ナニワ金融道

古くてどうもすみません
お金とか世の中に対してあんまり興味がなかった自分に火を付けてくれた作品でして、やっぱり思い入れがあります。

ニュースとかもちゃんとみようと思ったし表面的な部分じゃなくて背景とか知識を調べようと思いました。

実務って経験でしか学べないと思いがちですが、視点と読み込みが甘いだけで、けっこう本でも学べると知りました。

最初は、資本主義、世の中の仕組みと汚い世界を知る必要があると思います。読めば、お金に興味がわくと思います。

無知がどれほど怖ろしいことなのか?

どうして人は騙されてしまうのか?

こういった本質的な事を教えてくれる傑作

平成15年に金融業界では高利貸しを中心に人の命が奪われる様々な社会問題が頻発しました。そして法改正があったのですが、その辺りの背景をかなりリアルに描いています。

マンガでわかる積み立て投資でお金を増やす

これは普通にわかりやすく積立投資を教えてくれます。必ずしも値下がりしても損するというわけではなくタイミングが重要になってくるということを書いてあります。

最近ではこういった漫画で解説してくれるものが増えてますのでいろいろチェックされると良いのではないかと思います。

インベスターZ

これも投資について扱った漫画です。

毎年学園の主席者が秘密の投資部にスカウトされ、その投資部では様々な投資方法で資産を運用し学園の資金を増やしています。

主人公もまた投資部の一人であり、FXや不動産などを通して投資の本質的な考え方を身につけていくというもの。著者はドラゴン桜で有名な方。

お金に興味が無いという方はこの本あたりから入っていくと興味が持てるのでないかと思います

まあまあ、お優しい入門書レベルの本

通勤大学決算書MBA

通勤大学シリーズです。学生もそうですが、サラリーマンとしてはたらいていると会社の数字はなかなか見えてこないと思います。

株とはつまるところ企業の価値を表しますし、企業の価値は経営の状態がうまくいっているかどうかです。

そういったことをよく知る必要があり、それを教えてくれるのが決算書というもの。

決算書の読み方を、身近なスターバックスとドトールコーヒーをモデルにして、わかりやすくそして、親しみやすく分析してくれています。

決算書の読み方を基礎から勉強できます。薄めの文庫本なので手元に置いておけて役に立つ本です。

財務3表一体理解

ざっくりわかるファイナンス

こちら2冊は、もう少し高度でファイナンス的に分析してくれています。

読みやすさ、わかりやすさは同じくらいですが理解を深めてくれるかと思います。

基本的に、新書って行間が広いのでじつは入門書ではなく専門書の概説でむずかしいということが多いのですがこの二冊は安心の入門書でおやさしいです。

金融機関が絶対に教えたくない資産運用術

確定拠出型年金についての本です。

確定拠出型年金とは、おおざっぱにいえば、私たちが納める税金の一部をそのまま年金として回すというもの。知ってるだけで税金が減って、年金が増えてくれるものです。

普通にはたらいている人はやって損がないのですが、いまいち浸透していないもよう。

御存知の通り、少子高齢化で将来納めたぶんに見合うだけの年金が貰えるかどうかは怪しいのでこうした制度を導入したりしてます。まあ行政もがんばっています。

大差ないですが、確定拠出年金はSBI証券が手数料が安いです。

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東大院生が考えたスマートフォンFX

武器としてのFX

FXはもっとも簡単でとっつきやすい投資であり資産運用でもあります。

資産運用の目的でやればできます。私が使っているのは、アプリが使いやすいので、SBIとDMMです。

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FXは、通貨の価値が変動するので、その差額で儲けるもの。ビジネスの基本、安く買って、高く売るとまったく同じです。ドルが安い時に(日本円で買って)、高い時に売ります

投資の要素として、レバレッジと言って、最大25倍、1万円で25万円(市場に負ければマイナス)の買い物ができるのでギャンブルなどと言われますが、もちろんそんなリスクを負わなければいいだけなので単純にプレイヤーの問題です。

為替は常に変動してますので、少額なら気軽に稼げるという魅力があります。著者は、東大院生だからか、おそろしく説明がうまいです。分かりやすいので一読されてみてはと思います。

終わりに

勉強するなら、自己啓発本とかマネー本よりは、ある程度知識を体系的にまとめているものとか、具体的な事例で掴めるものを選んだほうが良いと思っています。

漫画は世の中の事例を教えてくれる最良の書籍ですし、会計本とかは定義とか機能とか趣旨とか勉強になります

何事も最初の勉強は辛いと思いますが一つでも知識を得られればと思います。

あと資産運用に関しては、少額でもいいのでまず始めるという事も大事かなと思います。月の出費を見直すとかも大事です

変な話ですが、月1万円節約したら、年間12万円、学生バイトで年収120万だとしたらノーリスク・ノーボラティリティで年利10%運用している化物のような投資です。

投資は頭ごなしにアレルギー反応を起こしている方が多い印象なので、最初の一歩が重要です。