大学院中退は逃げ?中退したら就職は難しくなるのか?キャリア形成を振り返る【体験談】

大学院を中退することは逃げなのか。

これは多くの大学院生が日々抱えている不安かと思います。

かくいう自分もずっとそんな悩みを抱えていました。

ずいぶんカラダも心もボロボロになったけれど

なんだかんだなんとかなります。

信じられないかもしれないけれど

振り返ってみると自分にとって一番いい時期にターニングポイントがあって

一番自分に合った選択ができているのかなあなんて思ったりします。

いろいろな可能性が世の中にはあって自分でその道を閉ざしてしまうのが一番よくないんじゃないかと思ってます。

大学院の中退は逃げか?

大学や大学院などを中退すると、逃げたあるいは物事を投げ出したという印象を持たれると思います。

ただ、大学や大学院は、授業料を払って学ぶ場所です。

そのため、本人が興味が持てなかったり、違うと思うのであればそれは辞めたとしても、逃げたとか途中で投げ出したというのとは違います。

では、就職活動の面接時などで、

「研究や勉強に興味が持てなくなったので中退しました」

「仕事はお金を頂くので、興味関心とは関係無くやらなければいけないと思います」

こういったことを言うのはどうなのか。

これは、結論言い方と言うタイミングをわきまえればご自身の価値観として問題ないです。

自分も言ってました。

ようは、嫌味に聞こえるか、言い訳らしく聞こえるかとかそういう話

結局のところ、コミュニケーションなので相手がどう思うかを意識しなければなりません。

他方、世の中、とくに仕事なんかは驚くほど単純な心理で動いてます。

どうしても大学院中退をすると

経歴の不安、強がってしまう、そういったところから発言も強気なことを言いがちで持論を主張してしまいたくなるでしょう。

ただ、間違ってはいけない。

持論を「伝えること」が本来の目的です。

表現に気をつける、言うタイミングを考える、そうすれば問題ないです。

・大学院を中退しても人生終わりではない

自分は大学院を中退したらもう人生厳しいかなと思ってました。

経歴に空白ができること、空白ができなくても中退の二文字が重くのしかかる。

必ず聞かれる。

どうして中退したのかと。

それが気兼ねなく話せる友達ならまだしも

でも、ほんとに終わりではないです。なんだかんだ受け容れてくれるところはたくさんあって

あとは、自分が思っているほど中退は重くない。

逆にいえば、大学院にいてもすごさがわからないからあんまり尊敬されないです。

それに自分自身一般企業を舐めてたなって思うこともやっぱりあります。

あとは、情熱を忘れないことかな。

やっぱり勉強してきたことより、勉強できるってことそのものが大きい

世の中の人は勉強がなかなかできない。頭を使えることが何より強いカードで

肩書もカードだけど、もっと強い。

少しもどかしいかもしれないけど、10年後は必ずひっくりかえると思っています。

先に会社はいってはたらいてる人で仕事はがんばっていても、こっちも仕事に手を抜かなければ絶対に負けないはずです。

・大学院はストレスしかない。でも中退しても変わらない

大学院にいるときはストレスしかなかったな。

教授の態度、気の合う友達がいない、授業の予習、課題の量、復習もしなければならない

リサーチしても見つからない、相談できる人がいない、カネがない、奨学金の競争(特待生みたいなコースで成績できまってためで負けたけど)、バイトができない、友達が卒業して離れて寂しい

思いつくだけでもこんなかんじ。

辞める直前一時期はほんとにおかしくなってたし、パニック障害不安症とかみたいな感じなんだと思う
一瞬なのと、病院に行ってないのとではっきりわからないけど。

自分はバイトしながら通っていて苦しかった。でもはっきりいってどっちも両立できていなかった。

なんとなく運がいいことに大きな失敗がないのと怒られにくいキャラだったので何事もなく過ぎていったけど

バイトも時間間違えたり飛ばしかけたりしたし、予習やらずに授業言ってたしほんとに偶然当たらないとか、たまたまわかるところ当たったり。

ちょっとだけやってそこが当たったりで逃げ切った。

あ、でもいま思い出したけど、教授が一回ブチぎれてチョーク投げ飛ばしされたことあったわ。

・専門家とは何か?専門性はほどほどに。掛け算が必要

結局、専門家って何だろうって思う。

いま自分は法律のこともまあわかってて契約書も読めて、背景の理論もわかってて、

でも、実務では知らない知識はたくさんあって、逆にキャリア長い人は高卒で頭弱くても知ってる。

その知識の先までわかってる。

偏ってるし各論なんだけど、実務ってそんなものだったりする。ある意味オーバースペックなのかもしれない。

それから、専門家が実務わかってないってことの方が多く散見されるし。

でも、一方でリーマンはとにかく責任を負いたくないから最終的には肩書のある人に裏付けをもらう。

ないよりいいけどあるよりないに越したことは無いって感じがしてる。

性格悪い人とか、自分が人間関係でうまく立ち回れない人はかえって肩書が足を引っ張ることもあるよ。

嫉妬とか劣等感とかそういう業務と関係無いところでね。

・大学院の中退を後悔していない。少し後悔

自分の場合は、大学院つらかったけど、経済的な理由で中退したから基本的には後悔はしていない。

きれいな経歴でいたかったのと整った施設でもうすこし勉強だけに集中したかったのですこしやりきれないなとは思う。

自分ではどうすることもできなかったから後悔とはすこしちがうけど似たような思いはあった。

ただ、なかなかできない体験だし、困難な道を乗り越えざるを得なかったことは確実に財産になってる。

こころも強くなって器も広がったしなにより視座は高くなった。

結局、人は自分の身の丈にあった組織のサイズに向かっていくんだと思う。

アカデミックな世界は自分にとっては窮屈で、疑問が多くて、それほど向いてなくて楽しくはないそんな気がする。

勉強は楽しいけど、実務の方も楽しい。もちろん、自分には向いてないなってことでも楽しいとかやりがいあるとか感じることもあるし、向いている事でも続けられないってこともやっぱりある。

それにどこまでいっても、人間自分ひとりでできることには限界があって、人生でできることは意外と小さくて、完璧とか万全なんてのは一生やってこなくて、死ぬまで全部中途半端になる。

だから、すべてを完璧にこなそうとする志が素敵なんだと思う。向き不向きより前向きが大事

・大学院中退者の末路とは

大学院中退者の末路が悲惨なものだって話はいくらでもでてくる。

でもそのショッキングな内容の影に隠れているだけで大学院中退しても活躍する人はいるし、案外なんとかなる。

重要なことはそこで止まっちゃうことなんじゃないのかな

大学受験もきっと同じで、志望校じゃなかったからって大学生活を楽しめなかったらそりゃあ悲惨。再スタートを切るつもりで就活すればけっこういろいろな選択肢がみえてくる

嫌なこともたくさんあったけど、ああ自分はなんて見識が狭かったんだろうって自分は思った。世界はほんとに広い

中退を決めかねてるとき、中退を決めてから次のステージを探している時、一番苦しい時期だと思う。

でも、勉強は逃げないしいつだって戻れる。お金があれば戻れる。

大変だけどはたらきながら勉強もできなくはない。

自分はそのつもりで全然できなくなってどうしようかなって軽く悩んでるけど。

生活に悩まないことが一番大事かな。裕福な家に生れたなら感謝した方が良いよたまには親孝行、祖父母孝行してあげてほしい。

・大学院を中退したら就職は難しいのか

大学院を中退したら就職は難しいのか。

これははっきりいって難しくはなるかな。

目指す方向とかの工夫でどうとでもなるけれどね

自分の場合は、中退して一年フリーターやってたから空白期間ができてしまってて

いわゆる4大卒が目指すような大企業は軒並みエントリーができなかった。

そこで、人事担当者に直接連絡してアポをとって面接してもらったり、エントリー型ではない逆求人型のサイトに登録したり、イベントに参加したり、就活仲間をつくると、必ずインターンとかで人事と仲良くなってる子がいるから紹介してもらったりした。

そうすると、少し緩い企業とはコンタクトがとれる。

少し緩い企業ってのは採用条件で必ずしも新卒ってきまってるわけじゃなくていい人材がいたら検討するようは人事とか採用担当者が上長に話を通そうとしてくれるみたいな採用方針を採っている会社

こんな経歴でもあって話してくれたりはしたから

まず、中退ってだけで次年度の採用だったらこの辺りもクリアできる

先に席を外す前に休学できるならした方が良いし、中退就活の時期も考えた方が良い

どうせたいてい4月入社だから採用ルート的には就活はじめて翌年度の入社になるのかな。

スケジュール感も把握しつつ動いたらいいと思う。

いま辛いのはよくわかる。

でも、一年だけいろんな方法でがんばろう。席は残しておくに越したことは無い。

ちゃんと準備した方がいいし、就活は時間がかかるものだから。どうせやめるんだって気持ちでいればきっと耐えられるから。

・大学院中退者のキャリアデザインとは

はっきりいってキャリアってのははたらいてみるとおのずと見えてくる

じゃあ、いわゆるキャリアってのは就活段階でのひとつのビジョン

まずは、知的好奇心って部分があるから法律との親和性が高いところがどこかって絞るとおのずと不動産あるいは金融になって、金融は新卒でないと難しい部分があるのとピラミッド色が強いのとで自分とは相性が悪い。

それから事業として参入障壁が高いからボトムアップで事業を推進したり、新しいアイディアの提案が難しいかなと思った

不動産は収支まわれば何でもオッケー感が強いのと、デべとかファンドは少ないけど他の業界よりは学歴より実力社会で経歴へのこだわりが薄いむしろ学歴コンプレックスが多いから中退なんですーって下手に出れば可愛がってもらえて人情味が強いからイイかなとおもった

それから、交渉だったり説得だったり解説ってものをしなければならない

利害関係者が多くいる中でかつ規制も厳しくて多くの人を巻き込んで動かして行かなければならないからそういったところも学んで身につけていけたらなってかんじ

少なくとも当時は、まだいつか弁護士になろうって思ってるからきっとそこでも活きてくるんじゃないかなとは思ってた。

わりと普遍的なスキルかもだけど

デベロッパーは力が強すぎて全部アウトソーシングでなんか自分が役に立ってる気がしないのと、ここにいたら何も身につかないから年取ってから怖いなと思って、現場を目指して

それで不動産ファンドの片隅で資産動かしたいなって感じでフィールドを変えて、頭脳的にも経歴とかももろもろ難しいと思ったから、AMムリかなっと

それでも不動産周りを扱ってると楽しいし、現場は若いうちに先やるべきだし、PM入ってその先は、AMいけたらいいかなでもPMも極めたいなみたいなーまあもう少し繋がり増やして独立してもいいかなみたいな感じ

最後に

いろいろ書き連ねてきたけど、もっといろいろなことを考えてて理屈も感情もごちゃまぜになっていた。

だから、筋が通ってるような通ってないようなよくわからないかんじだし、

これがすべてでもない。

当時は、理屈が通ってないと気持ちが悪かったし、論理展開がおかしかったりすると悩んだり、こまかいところが気になって眠れなかったり

とにかく割り切れなかった。

だけど、いまはわりとまあいいやと思ってて悩みもたまに顔を出すけどすこし生きるのがラクになった。

最後に、アンミカさんの言葉を借ります。

「大人になったら心地良い場所と事に仕えて求められる場所は変わるのです。

仕事は求められる人のところに必ずやってきます。そして、自分は社会の役割りとして仕えていく。それが仕事。」

ということだそうです。

私としては、あとはどう楽しむかではないかなあと思います。

「楽しいから楽しむのではなく、楽しむから楽しい」ということを常に持っていたいかなと思います。

昔話に付き合っていただきありがとうございました。