【2023年】不動産鑑定士試験は難しすぎる?合格点ボーダーラインと独学難易度の感想

今回は、不動産鑑定士試験の解答速報や合格点ボーダーライン、難易度の感想などをまとめています。

年度ごとに難化したり易化したりする試験ではありますがそれほど大きく左右されるものではないという印象を受けています。

分野によって傾向は変わりますが、おおむね基礎的な問題を中心に出題され安定的な印象を受けています。

資格者として安定感のある基礎的なスキルを求められるということなのだと思います。

2022年 不動産鑑定士試験 問題と正答

2022年実施の不動産鑑定士試験の問題と正答は下記URLからご覧いただくことができます。

≫ 不動産鑑定士試験 問題と正答

2022年 不動産鑑定士 解答速報

2022年実施の不動産鑑定士試験の解答速報は下記URLからご覧いただくことができます。

≫ 不動産鑑定士試験 解答速報

不動産鑑定士の試験科目は下記の5つです。

不動産に関する行政法規
不動産の鑑定評価に関する理論
民法
経済学
会計学
不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題)
不動産の鑑定評価に関する理論(演習問題)

不動産鑑定士試験 合格点ボーダーラインと必要な勉強時間

不動産鑑定士試験は2段階形式の試験となっています。

2段階試験とは、短答式試験と論文試験で、短答式試験合格者が論文試験に進みます。

論文試験は、3日にわたって行われます。

まあまあハードです。

不動産鑑定士試験内容と合格点ボーダーライン

短答式試験(5肢択一式のマークシート)

不動産に関する行政法規/ 午前(120分) / 出題数:40問 / 配点:100点
不動産の鑑定評価に関する理論 / 午後(120分) / 出題数:40問 / 配点:100点

合格基準
総合点でおおむね7割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点。
ただし、総合点のほかに各試験科目ごとに一定の得点を必要とする。

短答式試験は全200点満点で、7割の140点以上の得点を目指す試験です

合格率は33%程度と安定して高めとなっています。

論文試験は下記のようになっています。

論文試験 5科目記述式

【第1日目】
民法 / 午前(120分) / 出題数:2問 / 配点:100点
経済学 / 午後(120分) / 出題数:2問 / 配点:100点

【第2日目】
会計学 / 午前(120分) / 出題数:2問 / 配点:100点
不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題) / 午後(120分) / 出題数:2問 / 配点:100点

【第3日目】
不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題) / 午前(120分) / 出題数:2問 / 配点:100点
不動産の鑑定評価に関する理論(演習問題) / 午後(120分) / 出題数:1問 / 配点:100点

合格基準
総合点でおおむね6割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点。
ただし、総合点のほかに各試験科目ごとに一定の得点を必要とする

不動産鑑定士試験合格に必要な勉強時間

不動産鑑定士試験で合格に必要な勉強時間は、平均して2000時間以上はかかります。

必要な勉強時間を2つの試験で分けると、短答式で800時間〜1200時間、論文式は1200時間〜2900時間と言われています

不動産鑑定士試験の難易度など感想

不動産鑑定士論文試験の合格点は裁量評価のようですので基準点は毎年推移します。

論文試験の合格者・合格率はだいたい15%程度となっています。

例年おおむね6割が必要で7割が合格点ボーダーラインというといけそうな気もしますが

合格率は約15%となりままシビア。法律資格と考えた場合、比較的難易度は易しい部類となりますが、試験の特徴としてひとつひとつの科目が重たく、範囲も広く長文の暗記が求められるという点から取得しやすい資格とは言い難いです。

不動産鑑定士試験の感想