今回は、司法書士試験の解答速報や合格点ボーダーライン、難易度の感想などをまとめています。
年度ごとに難化したり易化したりする試験ですが大きくは変わらないという印象を受けています。
分野によって傾向は変わりますが、おおむね実務関係が多く出題され、細かい論点や時事的な問題を出して難しい印象をつけているかんじ。
専門家として実務的な部分を求められるということなのだと思います。
2022年司法書士試験 問題と正答
2022年実施の司法書士試験の問題と正答は下記URLからご覧いただくことができます。
・筆記試験の基準点は、約75 – 80%(午前:80% 午後:75%)程度で推移
・記述式問題の基準点は、約50%(満点70点)程度で推移しているようです。
2022年司法書士試験 解答速報
2022年実施の司法書士試験の解答速報は下記URLからご覧いただくことができます。
司法書士試験の感想
辰巳の肢別アプリを隙間時間にぽちぽちしてて感じるのは、司法書士試験は法令規則に留まらず、民事局長回答などの先例や質疑応答についての知識も結構問われるので、正に実務家登用試験であるということ。
これは難しいですわ…#司法書士試験— 鍛錬する女@資格受験垢 (@woman_whotrains) November 29, 2022
午前択一、お疲れさまでした。
もし「基準点、大丈夫かな……」と思っていても、大丈夫。
私は、午前択一の出来が最も心配でしたが、1番出来がよかったです。
そんなもの。午後だけ考えて。
勝負の午後!・決めた時間は絶対に厳守
・難しい科目があっても基本問題を取れば大丈夫#司法書士試験— 松本雅典(司法書士試験講師) (@matumoto_masa) July 3, 2022
司法書士試験(令和4年度)
午前の部: 33/35
憲法3/3刑法3/3民法18/20会社8/9午後の部は、解答速報待ち🖋
難所は午後🌀#司法書士試験#午前の部#解答速報 pic.twitter.com/X6xgkPg2X0— hide@司法書士受験生🐤🖋 (@hidetaka_0502) July 3, 2022
司法書士試験の試験科目と配点
司法書士試験は11科目で1次試験と2次試験の2部構成となっています。
1次試験の筆記試験と、2次試験の口述試験で、1次試験の筆記試験は1日で終了しますが試験時間けっこう長いです。
1次試験は午前と午後に分かれており、午前の試験が択一式35問を120分、午後の試験は択一式35問と記述式2問を180分で解答します。
1日かけて行う試験となり、全部で5時間です。受けるだけでも大変なボリューム。
司法書士試験の試験科目と配点は以下のようになっています。
司法書士試験の筆記試験
司法書士試験の筆記試験は下記で、多くの種類の科目から幅広く出題されます。
登記実務の独占業務となるため登記に関する2つの法律と民法が圧倒的なボリュームを占めています。
あとは簡単な問題や逆に細かすぎる問題などで調整されているイメージでおまけという印象があります。
●午前の部(9:30~11:30)マークシート多肢択一式
・科目:憲法 3問、民法 20問、刑法 3問、商法 9問 :合計35問
・配点:105点
●午後の部(13:00~16:00)マークシートと記述
マークシート
・科目:不動産登記法 16問、商業登記法 8問、民事訴訟法 5問、民事執行法 1問、民事保全法 1問
供託法 3問、司法書士法 1問 :合計35問
・配点:105点
記述式
・科目:不動産登記法 1問、商業登記法 1問 :合計2問
・配点:70点
司法書士試験の口述試験
司法書士試験の後述試験は下記で、実務を意識しており、登記に関する2つの科目と司法書士法から出題されます。
試験形式
口述式。各自指定された時間に1人づつ2人の試験官に口述で回答を求められます。
試験科目
筆記試験と同内容です。但し、例年、不動産登記法・商業登記法・司法書士法から出題されています。
所要時間
1人あたり15分程度。
司法書士試験の難易度など感想
筆記試験の合格判定は、各分野ごとの基準点を超えた上で、総合得点が合格点を上回ることが必要です。
足切りがあるためバランスが重要となる特徴があります。
一方、口述試験の合格判定は、例年、筆記試験合格者のほぼ全員が合格しており確認程度のものです。
司法書士試験の合格基準点
司法書士試験の合格点は相対評価のようですので基準点は毎年推移します。
おおむね205点程度と考えることができそうです。
合格率は約3%程度となり、法律資格として、非常に難易度は高く難しい試験です。
司法書士試験の合格基準点
筆記試験について合格基準点は3つの分野に分けて設定されます。
午前の試験(択一式35問・105点満点)
午後の試験(択一式35問・105点満点)
午後の試験(記述式2問・70点満点)
択一式基準点、約75 – 80%(午前:80% 午後:75%)程度
記述式問題の基準点は、約50%(満点70点)程度
一方で、受験者の分母を考えると、受験制限がなく勉強が得意でない人も多く含まれている推察されることから司法試験に比較すれば取得しやすい資格ということができます。
司法書士試験は、全部で50問で合格点ボーダーラインとしては70%程度となるかと思います。
学歴や経歴に不安がある方、頭の良さや勉強が得意でない方でも一生懸命努力すれば合格して一発逆転も十分可能な試験であるということができます。