今回は、タイトルのとおり、私の経験談をもとにしたお話です。
少しでも同じような境遇にいる方へのエールも含めています。
・就職・転職をしたいけど経歴に空白期間がある
・浪人や中退をしていて経歴にキズがある
・短期間で会社を辞めているから不安
こんな悩みがあるひとも多いのではないかと思いますのでこんな疑問や悩みにこたえていきます。
空白期間があると転職ができない
経歴にキズがあると転職ができない
短期間で会社を辞めていると転職ができないと思っている人も多いと思いますし現に私自身もそう思っていました。
ただ、必ずしもそんなことはなく、それほど悲観することもないと思っています。
結論、経歴にキズがあろうがブランクがあろうが転職はできます。
わたしの履歴書はボロボロです。
採用担当者や人事のひと、エージェントのひとたちに
年齢を何回も確認されるほど説明するのも一苦労なぐちゃぐちゃ経歴ですがご安心を。
世の中仕事はありますし、平均年収以上は稼げていますし
東京の荒波もなんとかやっていけてるし、それなりには働けています。
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経歴がボロボロだと転職できないといわれる理由
よく言われるのが経歴がボロボロだと転職ができないということです。
これはおそらく多くの方が思っていることだと思います。
実際、私も当時はそう思っていたのでひどく焦燥感と不安でいっぱいでした。
これは、たしかにそうなのですが、あくまでも書面上の話です。
とくに、新卒一括採用で大量採用している会社では難しいと思います。
私の場合、中退した後、一年ほどフリーターをしていたので新卒の代から2年以上が経過していました。
そうすると、わりと大きめの企業では通常の選考フローには載らなくなりエントリーができないようになっていました。
規模の大きい会社では事務処理が増え回らなくなるのである程度基準を設けています。
ただし、私の場合、直接会社に電話をかけて○○卒の代ですが選考可能ですかと聞いていましたが大丈夫なところもあります。
不利な経歴を良い印象へ変える方法
これは一番はエージェントを使うことです。
情報が少ない中で選考をおこなわなければならない会社としては、選考者についての情報が必要です。
その点、転職エージェント経由をすることで「客観的な第三者からの評価」というエビデンスになります。
履歴書や経歴書と一緒に推薦文を送ってくれるのですがハードルである書類審査を通過しやすく面接に進みやすくなります。
面接で悪い印象になることは少ないので就職にしても転職にしても一番の関門は書類審査です。これを突破できるのがとても大きなメリットです。
ようは、面接者としては上に通さなければならないので、その際に説明する資料が欲しいのです。
そこに転職エージェントがこう言っているという理由付けができ履歴書に+アルファとなります。
(捉えようによってはある意味責任逃れなのですみませんが会社はこんなものです。)
そして、選考者としてはお金がかかりませんが、会社としてはエージェントフィーが発生します。成果報酬が多いですが
一次面接者が上に通した場合は、エージェント経由選考が進んだ場合、心理的にはなるべく通したい心理がはたらきます。
次に、このひとよりいい人が来るのかなと思ってしまうのです。個人差はあるかもしれませんが、エージェントが「転職理由」と「推薦理由」を送付するので見え方は大きく変わります。
私の場合も、ガタガタな経歴ですが、「ネガティブな転職理由ではない。大変な環境の中でも前向きに頑張ってこられたたいへん好印象な候補者様」といってくれていました。
こうするだけでも、だいぶ印象が変わってくると思います。
転職を成功させるコツと切り返しの対策
「転職理由」
「志望動機」
結局、転職活動の論点はこのふたつだと思います。これに尽きると言ってもいいです。
ここは面接の質疑の中で必ず話になります。
なので、もっとも自分が気持ちよく話せるような話の組み立て方をしておくと良いと思います。
正直、理由は一つではないと思います。それぞれの割合がちがうとしてもいろいろな理由があって転職の決断をしていると思うので
その中で、一番自然な流れをメインの理由にすればいいと思います。
自分は家庭環境の変化があったので実家に戻る必要性が高かったことをメインに据えて
中退でやり残したことがあったので、再チャレンジというかたちで勉強をするために退職を決意したという流れにしました。
どんなツッコミが入っても自分の考えを一番伝えられると思ったからです。
そして、家庭の事情はセンシティブなのでツッコミにくくかつ事実であれば納得しやすいというテクニック的なところもありました。
それでも、いくつか受けた中ではうまく伝わらなかったとこもあります。
あとは、いま働いているひとたちと上手くやっていけるかという点が懸念点です。
なるべく明るく熱意があることや謙虚な姿勢がわかるようにすることで第一印象をよくすることです。
キャラじゃないという人もいると思います。
私はキャラじゃないです。明るく元気なタイプでもないし陽なキャラではないです。
しかし、その性格はたぶん伝わります。
それとはまったく別個のものとしてなるべく大きな声ではっきり話すとか挨拶をするとかきびきび動くとかそういうところです。
社会人は社会人、あるいはサラリーマンのルールで動いているのでそれはマナーとしてやっておくことは必要です。
当時の自分
当時の自分はとても不安でした。
見えない将来の不安におしつぶされそうで朝起きられず昼まで寝てました。
ニートだったので昼まで寝ていたのですが。
昼頃に起きても気力はないしごはんも食べられない状態
夜ごはんもすこし
最低限は食べるけど食事に対する興味もまったくわかなくなっていました。
夜は夜で明日が来るのがなんだかとても怖くて寝付けなかったです
寝れなくて夜中に近所をぐるぐるぐるぐる散歩して5kmくらい歩いて疲れさせて寝るような生活でした。
今考えるとなかなかひどいですね
でもそれくらい将来に対する不安ってのは人間の精神をおそろしいほどむしばんでいくんですよね
当時の年齢も20代後半のアラサー
空白期間も1年以上
転職先を決めずに退職しました。
それでも、案外なんとかなるものです。
転職エージェント・サイト
自分の場合は、新卒就職活動、既卒就職活動のときも、転職活動のときも使えるものはすべて使うスタンスでした。
新卒のときは院進したので就職はしなかったのですが、大学のキャリアセンターや企業説明会に参加してエントリーしてというみんなと同じ方法でした。
環境がすべてそろっているのでとくに不自由することもなく、一方で考えることもほぼありません。
それが、中退して既卒となるとやはりいろいろなハードルが上がるので考えることや悩むことがたくさんありました。
それでとにかくOB訪問や友達や知り合いから会社のひとを紹介してもらったりイベント参加など色々とやったのですが、
とにかく就職・転職サイトと転職エージェントを使ってサポートを受けていました。
私が使用した転職サイト
Open Work(旧:vokers)
私が使用した転職サイトのひとつがこちらのOpen work(旧:vokers)。転職活動においては、こちらの「Open Work」を最も多く使用したかと思います。
当時はvokersという名前でした。匿名で社員だったひとたちの口コミが覗けるのでとてもリアルな声がわかります。
正直いってしまうと、働いてみるまでは会社のことも仕事のこともわかりません。私にはわかりませんでした。それで課金して使い倒してイメージを固めていきました。
私が使用した転職エージェント
宅建job
いくつか使用しましたが、私が使用した転職エージェントのひとつがこちら。
こちらは不動産にいこうと決まっていたときに使いました。
偶然ですが、担当の方が同郷でバイトしていたところの近くが実家という奇跡が起きて非常に転職活動が楽しかった思い出があります。
この方はもともと超大手のRの人材会社出身で独立も経験されているひとでした。
とても知識が豊富で、実をいうと経歴のカバーのしかたや履歴書の書き方、表現のしかた、話し方やことばの選び方なんかを細かく教えてもらいました。
採用面接はほとんど印象のたたかいだということ、その攻略法を学ばせていただきました。
第二新卒エージェントneo
それからこちら。
19歳〜29歳の方ならどなたでもご利用できて、みんなの満足度も高いようです。
会社の細かい情報や非公開求人なども紹介してくれています。
マイナビジョブ20’s
それからもうひとつがこちら。
転職に動くベストなタイミングを企業の採用計画やスケジュールなんかを教えてもらいました。
年齢も近くとても話がしやすかったです。
当時は夜も20時に電話をお願いしてご対応いただいたりしてとても助かりました。
偶然ですが、もともと不動産にいた方だったので細かいところや専門的になりがちな部分の理解や知識が豊富でした。
最後に
最後になりますが、
・浪人期間や中退があると不利になるのか
・働いていない空白の期間はどれくらいまであっても大丈夫なのか
・転職回数はどれくらいあると不利になるのか
・前職の就業期間はどれくらい短いと不利なのか
こういった不安や疑問は常につきまとうものです。
しかし、結局のところ人となりなんてものは正直あんまよくわからないが今のところの答えです。
私も人事みたいなことは1年ほどやった経験があるのですがよくわからなかったです。
100人ほどはESも面接もやりました。採用以外の面談なんかは数え切れないくらいはやりましたが判断はむずかしいです。
互いに利害関係もありますし、かたや求職者は会社に人生を預けるかもしれないわけですし、飾るところも誇張もへりくだりも表現次第で変わってしまいます。
結局、採用面接は、印象が大部分を占めるのだと思います。
それは、面接を受けるひとたちだけでなく、会社という組織そのものもいわゆる社風というのも同じです。
こういう会社ですといっていても、それもそう言う側が受けている自社への印象ですし、その表現も適切なことばを選べているのかわからないし、言われて受け取る側の印象にも左右されます。
一期一会と思って気楽にやってもいいのではと個人的には思っていますし最後の判断はみなさんの自由です。
転職市場はどうしても若さがもっとも強いカードとなるので当時の自分より若い20代前半のひとであればもっとラクだと思います。
人生は案外どうとでもなります。そして、持論ですが「仕事は楽しいもの」でなければならないと思っています。
あまり悲観せず、一度きりのご自身の人生、ぜひよりよいものにしてください。
お読みいただきありがとうございました。